2013年2月19日にいつもどおりメールチェックをしていたら、こんな件名のメールが目に飛び込んできました。

AdSense: サイトの変更を 3 営業日以内に行ってください

これは、、、まさか、、、アボセンス(グーグルアドセンスのアカウント停止)警告のメールではなのでは。。。

と、ガクブルしながらメールを開いたら、まさにそのとおり、警告メールでした。

知人にアドバイスをいただきながら、なんとかアカウント停止は免れたのですが、自分自身の備忘録と誰かの役に立てばと思って経緯を書いておきます。

2013年2月19日:アドセンスから警告メールが来る

まず、前述のとおり、2月19日にアドセンスから警告メールが来ました。内容は次のとおりです。

お客様
お客様の AdSense アカウントが AdSense のプログラム ポリシーに準拠するよう、手続きを行っていただく必要があることをお知らせいたします。お客様に行っていただく手続きなど、詳細については下記をご覧ください。

発行 ID 番号: 20556039

問題のウェブサイト:goodkeyword.net

違反が認められるページの例:http://goodkeyword.net/search.php?formquery=%E3%82%A2%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9&x=0&y=0

必要な手続き: 72 時間以内にサイトに変更を加えてください。

アカウントの現在のステータス: 有効

違反の詳細
クリックの誘導: お客様が Google 広告をクリックするようユーザーを誘導したり、広告ユニットを過度にアピールすることは許可しておりません。たとえば、サイトに表示されている Google 広告について「広告をクリック」、「スポンサーをサポート」、「おすすめサイトにアクセス」などのフレーズや表現を記載することはできません。このポリシーの詳細については、ヘルプセンターの次の URL をご覧ください。
https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?hl=ja&answer=115985

解決方法
ページのコンテンツに関する通知を受け取られた場合は、サイトから該当するコンテンツを削除していただくか、違反のあるページから広告を削除してください。サイトでの広告の掲載方法に関する通知を受け取られた場合は、掲載方法に必要な変更を加えてください。サイトは、72 時間後に自動的に再度審査されます。変更を行っていただいた後に Google までご連絡いただく必要はございません。なお、期限内に変更を行っていただけない場合は、上記に記載されているウェブサイトへの広告配信は停止されます。

また、上記の URL は一例に過ぎず、このウェブサイトの他のページやお客様の他のサイトにも同様の違反が発生している可能性があります。今後 Google から警告を受けないようにするには、すべてのサイトがポリシーに準拠しているかをご確認ください。AdSense のポリシーに関する警告通知の詳細については、ヘルプセンターの次の記事をご覧ください。
https://support.google.com/adsense/bin/answer.py?answer=1378153&ctx=topic

何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。
Google AdSense チーム

なにか怒られているということはわかるのですが、何が書いてあるのかよくわからず、数回読み返しました。

さらに、このメール内に書かれていたURLをクリックして、自分のサイトとグーグルのヘルプセンターのページの内容をよく読みました。

今回、警告を受けたサイトは、関連キーワードを表示するキーワードツールなのですが、以下のように検索結果が動的に表示されます。

http://goodkeyword.net

この検索結果にアドセンス広告を表示していました。

どうやら、動的に表示される関連キーワードの検索結果で「クリック」という言葉が入ってしまい、それがアドセンスの広告のクリックを誘導しているのではないか、と判断されたようだと思いました。

“思いました”というのは、グーグルアドセンスから来た警告メールには「ここがこういうふうに問題です」とまでは書かれていないのです。

問題点がざっくりは書かれているので、警告を受けた自分のページと、グーグルのヘルプページを見ながら、どこにどんな問題があって、どう解決しないといけないのか自分で調べないといけないといけません。

この「どこが問題なのか」を調べる段階で、間違えてしまうと、もうお先真っ暗です。72時間後には広告配信が停止され、最悪の場合、もう二度とグーグルアドセンスのアカウントを僕は持つことができなくなってしまう可能性もあります。慎重に慎重に自分のページのどこに問題があるのかを見定めました。

2013年2月20日:クリックを誘導する言葉が出てきそうなページにはアドセンスを表示しない

意図的にクリックを誘導するつもりはまったくなかったのですが、たまたまアドセンス広告の近くに「クリック」という言葉が表示されてしまっていました。とはいえ、これでアカウントが停止されてしまったら大変です。

そこで、今回警告を受けたページを含め、クリックを誘導しそうな言葉が出てくるページすべてにはアドセンス広告が表示されないようにしようと思いました。

キーワードツールgoodkeywordにて、次の言葉が含まれる言葉で検索されたときにはアドセンス広告を表示しないように改修しました。

アドセンス
あどせんす
adsense
クリック
くりっく
click
アクセス
あくせす
access
チェック
ちぇっく
check
サポート
さぽーと
support
スポンサー
すぽんさー
sponsor
ぽち
ぽちっと
ポチ
ポチっと
応援
おうえん
お願い
おねがい

「これでひとまず、警告を受けたページにはアドセンス広告も表示されないようになったし、大丈夫かな」とは思いましたが、本当にこのクリック誘導が警告の対象なのかはわかりません。そのため、もう一度グーグルアドセンスから来たメールと自分のページ、グーグルのヘルプページを読み返しました。また、知人にアドバイスももらいました。

2013年2月21日:「スポンサーリンク」と表示、タバコ系のキーワードからも広告を消す

グーグルアドセンスの警告が来てから2日が経ちました。自動的に再審査がされるリミット(メールが届いてから72時間後)まであと約1日です。

指摘されたページを修正したもののまだそれだけでは怖かったので、知人からアドバイスを受けたとおり、アドセンス広告のすぐ上に「スポンサーリンク」と表示するようにしました。(下図)

さらに、グーグルのヘルプページを読んでいると、次のような表記もありました。

コンテンツ ガイドライン

AdMob のコンテンツ ガイドラインに違反するコンテンツの横には、AdMob の広告を表示できません。これには、成人向け、暴力的、人種差別的なコンテンツなどが含まれます。次のコンテンツやリンクが含まれているサイトやアプリには、AdMob の広告を表示できません。

ポルノ、アダルト向け、成人向けのコンテンツ
暴力的なコンテンツ
人種差別的、または個人、団体、組織を誹謗、中傷するコンテンツ
不適切な表現
ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
ギャンブルやカジノに関するコンテンツ
違法な薬物や麻薬関連の器具に関するコンテンツ
ビールやハードリカーの販売
タバコやタバコ関連商品の販売
処方箋医薬品の販売
武器や弾薬(銃火器、銃火器の部品、刀剣、スタンガンなど)の販売
偽造、模倣ブランド品の販売
講義内容や論文の販売や配布
報酬を提供して、広告や商品のクリック、検索、ウェブサイトの閲覧、メールの購読をユーザーに促すプログラムに関連するコンテンツ
その他の違法なコンテンツ、不法行為を促すコンテンツ、他人の法的権利を侵害するコンテンツ
なお、サイトのページやアプリには、Google や他のネットワークの広告以外にも有用なコンテンツを含める必要があります。

念のため、と思って、次のキーワードの検索結果にもアドセンス広告が表示されないように修正しました。

タバコ
葉巻
巻きタバコ
パイプ
巻紙
薬物
アルコール
ビール
リキュール
サルビア
マジックマッシュルーム
ギャンブル
カジノ
賭博

きりがないですが、goodkeywordのようなキーワードツールでは、こういうアドセンス広告を表示しないNGキーワードを増やしていくしかないかなぁと思っていました。

もうひとつ、念には念を入れて、アドセンス広告のクリック誘導をしていると思われないように、アドセンス広告の周りの余白をさらに大きくあけるようにしました。それまでアドセンス広告の上下には30pxの余白をあけていたのですが、これを50pxに変更しました。

やったことのまとめ

今回やったことをまとめると、次のとおりです。

・指摘があったページからアドセンス広告を消す
・指摘がなかったページでも同じように警告を受けそうなところからできるかぎりアドセンス広告を消す
・アドセンス広告の上に「スポンサーリンク」と表示する
・アドセンス広告の上下の余白を少し広めにする(上下それぞれ50px)

これであとはアドセンスの自動再審査の結果を待つのみです。

72時間経って、アドセンスが表示されなくなっていたら負け、アドセンスが引き続き表示されていたら勝ちです。

ドキドキしながら審判のときを待ちました。

最初の警告メールが届いてから72時間後、サイトを見てみると、、、アドセンス広告が表示されていました!

でも、もしかしたらまだ72時間経っていないのかもしれない、まだ喜ぶのは早い、もう少し待とう。

そう思いながら、自宅でジグソーパズルをしていました。

翌日、もう90時間以上は経っているし、今ならもう結果が出ているだろうと思い、ドキドキしながらサイトを見てみたら、、、アドセンス広告は表示されていました!!

うわーー、良かったーー。

ということで、現在もアドセンスのアカウントは使うことができています。

警告が来たら、すぐに対応すること、できるかぎり警告を受けたところ以外も対応しておくこと、が大事なのかもしれないですね。

アドセンスの警告対応にあたっては次の記事も参考にさせていただきました。

「知らなかった」では済まされない!全てのアドセンス利用者が知っておくべき「ポリシー違反」と対策方法