ヤフーが2013年に検索されたキーワードランキングを発表しました。
今年どんなことが起きたのか、ネットではどんな需要があったのかをわかりやすく振り返ることができるので、毎年楽しみにしています。

2013年検索キーワードランキング
Y2013検索ワードランキング
※[動画][通販][コミュ]などのジャンル表記は僕が勝手に追記しています

「今年もYouTubeが1位かぁ、そういえば過去と比べると検索キーワードにはどんな違いがあるんだろう」と思って、2013年(今年)2012年2011年のキーワードランキングを比べてみました。

2012年検索キーワードランキング
Y2012検索ワードランキング

2011年検索キーワードランキング
Y2011検索ワードランキング

ジャンル別に見てみると

「おお、動画が伸びてるんだ」「コミュニティ系サービスは2013年から落ち気味なのかな」みたいなことがわかりやすくなるようにジャンル単位で見てみました。
YouTubeは[動画]、Amazonは[通販]、Facebookは[コミュ]と。

キーワードランキング変化

 
これだけだとちょっとわかりにくいので、次の図では上位10位に絞ってみます。すると、次のことがなんとなく見えました。
◆移動サービス系(グーグルマップ)の検索キーワードがランクイン
◆動画サービス系、通販サービス系の検索キーワードがじわじわ伸びている
◆コミュニティサービス系の検索キーワードがじわじわ落ちている
◆検索サービス系の検索キーワードが少し落ちている。このくらいは誤差範囲?

キーワードランキング変化10位

 
次は11位から20位を見てみます。
◆動画サービス系の検索キーワードが伸びている
◆移動系の検索キーワード(郵便番号、ANA)がランクイン
◆エンタメ/ゲーム系の検索キーワード(パズドラ)がランクイン
◆通販系の検索キーワード(ZOZOTOWN)が20位以内にさらに入ってきた
◆人名キーワード(AKB48)は下落傾向
◆ブログサービス系の検索キーワード(アメブロ、FC2)は下落傾向
◆レシピサービス系の検索キーワード(クックパッド)は2013年から20位未満へ
◆求人サービス系の検索キーワード(ハローワーク、FC2)は下落傾向

キーワードランキング変化20位

検索キーワードの変化から考えたこと

超ビッグ検索キーワードもやっぱり変化しているものなんですね。

◆移動系(グーグルマップ)が伸びてるのはスマホでの検索が増えてるから? これからもスマホ系の検索キーワードは増える?
◆動画系(ニコニコ動画、FC2動画、DMM)が伸びてるのはスマホで動画を見る人が増えてるから? 動画をスマホで見てる?
◆コミュ系が一部は維持、一部は下落となっているのは、淘汰が進んでいるから? Facebookやtwitterが残って、mixiやアメーバピグが下落。
◆ブログ系(アメブロ)がいなくなっているのは、アメーバがスマホアプリに軸足を移そうとして露出が減っているから? PCブログ系のキーワードは下落?

と、ネット業界が変わっていっていることを改めて感じることができました。

2013年は特にスマホ普及の影響が大きく顕在化して、2014年はさらにスマホの影響が大きく出て、PCメインのサイトが減り、スマホメインのサイトが増えていくんだろうなと思いました。